BCAAとEAAとプロテインの違いは? – それぞれの特徴とメリットを解説

スポンサーリンク
スポンサーリンク

はじめに

食後・トレ中にはEAAを、間食・トレ後にはプロテインを飲んでいる筋ためです。

トレーニーにかかせないタンパク質。

食事だけでタンパク質を摂取できれば良いのですが、
食欲の観点からそれはなかなか難しいですよね。

食事を補うサプリメントを利用するのが合理的です。

しかし、世の中サプリメントで溢れていて、何をどう摂取すればいいのか悩むところです。。

この記事では、
プロテイン、BCAA、EAAそれぞれの違いとメリットを解説し、どれが最も優れているかお伝えします。

参考文献として、サプリメントを扱うEndurElite社のCEOであるMatt Mosman のインタビューを読みました。

なお、本記事でプロテインはホエイプロテインを指します。

筋肉はタンパク質でできています。
タンパク質は、体内で24時間合成(新しくつくられる)分解(古いものが壊される)を繰り返しており、合成が高まると”筋肉は肥大”、分解が高まると“筋肉は萎縮”します。
筋肥大(合成)を促進するためにタンパク質は必要不可欠です。

BCAA (Branched Chain Amino Acid) とは

BCAAとは、アミノ酸のうち、ロイシン(leucine)イソロイシン(isoleucine)バリン(valine)の総称です。

BCAAは筋肉肥大に必要な「タンパク質の合成」を促進、同時に、
「タンパク質の分解=筋肉の萎縮」を抑止するプロセスのトリガーとなっており、いくつかの研究で示されています。

BCAAの中でもロイシンが一番のトリガーであり、
BCAAを摂取する場合、約2.5~3.5 gのロイシンを含んだものを摂取し、タンパク質合成を刺激する必要があります。

他のイソロイシンやバリンについては、ロイシンが分解されるのを防ぐのに役立ち、
また、筋肉疲労の軽減、筋繊維破壊の軽減の助けとなっています。

EAA (Essential Amino Acid) とは

EAAとは、必須アミノ酸のことで、体内で作ることのできないアミノ酸です。

構成要素として、BCAAのロイシン、イソロイシン、バリン、その他5つの必須アミノ酸が含まれています。

EAAは、BCAAの効能はもちろん、食事でしか補足できない5つの必須アミノ酸を得ることができます。

プロテイン (Whey Protein) とは

プロテインはタンパク質そのもので、BCAA、EAAを網羅的に含みます(プロテインは体内でアミノ酸に分解されます)。

プロテインだけ摂取すればいいのでは?

そんなことはありません。それぞれにメリットがあり、中でもEAAが特に優れる理由があります。

BCAAのメリット

BCAAの概要で説明したように、
BCAAのロイシンは「タンパク質の合成」の最もなトリガーであり、筋肥大を促進します。

さて、

ここまで意識して「トリガー」というワードを使ってきましたが、
BCAAはあくまでもタンパク質合成を刺激する”きっかけ”にすぎません。

つまり、
タンパク質合成に必要な「必須アミノ酸」が体内に十分に蓄えられていれば、
BCAAによって合成をスムーズに促進できますが、
合成に必要な材料=必須アミノ酸がなければ、BCAAは意味がありません。

食事と併せて摂取するのがベストと思います。

EAAのメリット

EAAにはBCAAのロイシン、イソロイシン、バリン、さらに5つの必須アミノ酸を含みます。

そのため、
タンパク質合成のトリガーおよび、合成に必要な材料まで提供します。

EAAを摂取するだけで、筋肥大促進と筋肉の萎縮抑止、筋疲労の軽減を狙えます。

プロテインのメリット

プロテインはBCAA、EAAを網羅的に含むと説明しました。

アミノ酸と比較すると比較的、長期間にわたってタンパク質を合成できる点で優れています。
(消化吸収に時間がかかるのはデメリットでもあります)

BCAA、EAA、プロテインの特徴まとめ

BCAAは、
筋肉の肥大につながる「タンパク質合成」の促進、筋肉の萎縮につながる「タンパク質分解」の抑止”トリガー”となるアミノ酸を3種のみ含みます。

EAAは、
BCAAに加えて、タンパク質合成・タンパク質分解抑止に必要な材料である必須アミノ酸5種を含みます。

プロテインは、
体内でアミノ酸(BCAA、EAA含む)に変換されます。変換の過程があるため、アミノ酸よりも吸収に時間がかかります

EAAとプロテインは同じ仕組みで筋肉を作りますが、カロリー、脂質、糖質が一切ない点でEAAの方が優れています。

 

EAAはBCAAよりも優れている。そしてまた、EAAはプロテインよりも優れている。